中性脂肪を下げようと、対策をはじめるにあたって、先ず思ったことは、
単純に「中性脂肪を下げる為には、体脂肪を下げればいいのかな?」ということでした。
理由は簡単、我が家に体脂肪計があるから。
それを基準に日々の体脂肪を測って下がっていけば中性脂肪も下がっているとわかりやすくなるからです。
そこで、なによりもまず中性脂肪と体脂肪とはそもそもどんなものか調べてみました。 私は、なにか新しい事を進める際は非常に手固く、石橋を叩いてわたる性格でして、営業する際も徹底的に相手を調べてからアポイントに望みます。戦う前に勝率を上げておく事は重要ですよね!
かの有名な戦国武将の織田信長も情報収集力によって桶狭間の戦いに勝ったといっても過言ではないのですから!
話は脱線しましたが、とにかく中性脂肪とはなにか? 体脂肪というのはどういうものなのか?という事をしっかり理解した上で、対策を進めていこうと思います。
中性脂肪は人間に必要なエネルギー源!?
一番最初に調べたのが中性脂肪ってなに??という事です。
脂肪の一種なのはもちろんわかりますが、なにがどう違うのかいまいちわからなかったです。
そこで出てきた答えが意外や意外、
中性脂肪は、人間が活動する上で必要なエネルギー源だったということ。
食べ物を食べ、食べたものを材料として肝臓で中性脂肪が合成され、それが血液で全身にながれエネルギー源として蓄えられるんですね。
すなわち血中や、内臓、皮下など全身に「脂肪細胞」として蓄えられるものです。そして行動する際にこの脂肪を燃やして人間は動く事ができます。
なぜ、脂肪を溜め込む必要性があるのか?
これはまだ人間が農耕を始める前の原始時代にさかのぼると、その時まだ安定的に食事を確保できなかった人間が生きる為に体内に脂肪を蓄え、必要な時に使うという体の構造になったと言われています。生きる為の進化ですね!
人間はすごいなあ〜と思いながら、TVを見ると「お茶で中性脂肪を下げよう!」という、黒烏龍茶のCMが当たり前の様に流れていて、人間の進化は必要だったのかな?と、悲しくなってきます。
まあ、時代は変わり飽食の時代の今では、逆に血液中の脂肪が過剰になってしまいます。
そうなると、コマーシャルで言っているような生活習慣病になってしまうという事ですね。あくまでも先述の通り自分が摂りすぎているから悪い訳であって、中性脂肪そのものが悪者の様になっていますが、なんども言う通り、生きる為に蓄えている重要な脂肪だという事を御認識ください。
体脂肪は全ての脂肪の総称
次に体脂肪とは、体全体にある全ての脂肪の事を指すそうで中性脂肪はもちろん皮下脂肪・内臓脂肪といったものも含まれます。
さらに、体脂肪は中性脂肪からできており、必要以上に蓄積されると体脂肪になると考えてください。体脂肪が増えると、全体の脂肪量が増えるという事ですので、肥満になってしまいます。
蓄える事で、ホルモンの構成成分になったり、体温を保ったり、クッション材として体を守る(?)という外的な役割もあるそうです。
確かに、体脂肪が多めの肥満体系の人はよく汗をかくし、肌はつやつやですよね。 肌荒れの原因はホルモンバランスの乱れといわれますので、体脂肪がふんだんにあれば乱れる事もないでしょうし、体温を高温でキープし続けている為、大量に汗がでているんでしょうね。
体脂肪計で図るのも目安にはなるが例外もある
で、結局どういうことかというと、中性脂肪が色々な所に脂肪として蓄積されていったものを体脂肪というので、体脂肪が下がれば中性脂肪が下がるということになり、体脂肪計で計測した数値で中性脂肪の数値もある程度連動するという一応の目安にはなりそうですね。
ただし、これには例外がかなりあります。
中性脂肪値が高くて体脂肪率が低い人もいれば、その逆の人も存在するという事です。WEBで少し調べてみても上記のようなお悩み相談がごっそりありました。。
『中性脂肪が低くて、体脂肪が高めの人』は、血中の余分な脂肪を使い切って、体脂肪を使い始める時期らしいです。時期によって、そういう事もあるんですね。
また、体脂肪率の測定方法にも依存します。
測ったことがある人はわかると思いますが、体に微電流を流して、電気を通さない脂肪の量を計測するというものなのです。
しかし計測の前にいつもより多く水分を摂取したりするだけで、体脂肪率が下がる事もあります。
そういう例外が多いため100%中性脂肪=体脂肪とは言い難く、正確に判断するといったツールとして使うのは難しいようです。
とはいえ、数字の上がった、下がったということが目に見えることは大変便利です。目安程度の計測であれば定期的に体脂肪を測りながら今の自分の健康状態を計測すればいいと思います。
中性脂肪を下げ続ける本質的な目的は、健康な体でありつづけるためだと思いますし、体脂肪率が適正値であり続けることは健康に悪い事では全くないので!