例えば『中性脂肪値が高い人の特徴を捉えた絵を書いてください』と街中で声をかけられたとしましょう。
あなたは、どういう絵を書きますか??
以前の私であれば、“中年の少し小太り体系”という先入観があったので、CMでよく流れているトクホのお茶のCMの笑うセールスマンを書いていました。
皆さん!結論的には、その先入観はすぐに無くすべきです! 中肉中背のおじさん=中性脂肪値が高いという事ではありません!
なぜなら、痩せ型体系の私でも、中性脂肪値は上がったのですから!
しかも、20代後半で。私が早いのかもしれませんが、本当にショックでした。健康診断の結果が分かってからお風呂に入る前に、そんなに太っているかなと、鏡を見返したくらいです。。
「なんで痩せているのに…」と思って調べてみるとこれまた「なるほど…」と思うことの数々でした。
痩せているのに、なぜ中性脂肪値はあがるのか?
痩せている状態というのは、医学的には脂肪が少なく、見た目がほっそりしている状態を指すのだそうです。見た目が細いという事は、余分の体脂肪がついておらず、すなわち体脂肪が付かないという事は、中性脂肪値が低いという事が一般的には言えるかと思います。
しかし、痩せている=体脂肪が少ないのに、中性脂肪値が高いという現象が生まれているのです。なぜ痩せているのに高くなってしまうのでしょうか?
それは、ずばり内臓脂肪が多い事が原因です。見た目には見えないが、内臓の周りに過剰摂取した中性脂肪がたんまり付いている状態ですね。
皮下脂肪ならまだつねってみるだけでブヨブヨ度がわかりますが内蔵脂肪となると多い少ないが判断できるものが少ないですからますますやっかいです。
もしも遺伝だったら、正直仕方がないですね。親を恨みましょう。
「私の中性脂肪をかえせ〜」レベルの抗議はしてもいいと思います。
かなり専門的なので、詳細は割愛しますが、少し調べただけでも、5種類ほど遺伝が原因で中性脂肪値が高くなる病気がありました。
ただ、遺伝が全て影響するという訳でもなさそうで、こればっかりのせいにするわけにもいきません。
まず運動不足、食事といった基本的な原因をつきとめて対策をおこなっても改善しなければ遺伝の原因を考えてみるべきだと思います。
私も、遺伝が原因で中性脂肪値が高いと言われたのであれば、「我慢はせずに、できる事から始めて中性脂肪を下げ続けましょう!」なんてホームページまで立ち上げる必要などなかったのですから。
運動不足や食事の摂り方による原因は、遺伝と違って100%自分自身が悪いです。
例えば運動不足は、もともと筋肉質だった方が、運動をしない事で、筋肉が脂肪に変わり、それが影響で基礎代謝が下がる為に消化カロリーが下がり、中性脂肪に余剰が生まれ蓄えられていくという事だと思います。
今まで、忙しさにかまけて、運動をせず仕事のストレスをお酒にぶつけてはいませんか??
中性脂肪値が上がってしまった人は、痩せていても何かの間違いと思わずに自分の生活を振り返って見る必要があるでしょう。