さて、ここから簡単に続けられる対策方法を書いてみたいのですが、その前に、「これは失敗だったなぁ!」という方法をご紹介したいと思います。 「我慢をしないで中性脂肪値を下げ続ける」がモットーの為、我慢をしない程度に、中性脂肪を下げる為に様々な事を試してみましたが、続けられなかったどころか、そもそも効果が得られない!と後でわかったことまで、いくつかあります。
本当は成功して効果がありそうな方法だけを書きたいのですが、中性脂肪の対策は自分の生活パターンに密接に関係するものです。当然人それぞれアレンジしたり、自分にあった別の方法も見つかることでしょう。
でも、効果がない方法を信じて実践してもしょうがありません。私と同じ過ちを犯さないためにも、まずはこの間違った方法を知ってもらうのが対策への近道かなと思います。
失敗例1 果物をもりもり食べる!!
これは中性脂肪対策をはじめて間もない頃の話です。
病院の先生に中性脂肪値を下げるには、「食生活の改善」という話をされました。 詳しい事を色々言われたのですが、正直あまり覚えておらず、ただ、食生活を改善すればいいんだなとざっくり考えていました。
当時の私の食生活というのは確かにひどく、週に5日はお酒を飲み、焼き肉・パスタ大好き、仕事が遅くなれば、職場でポテトチップスにジュースという、中性脂肪値を上げる為の食生活と言っても過言ではなかったと思います。。
食生活の改善として、すぐに思いついたのが、「野菜」と「果物」を摂るという事でした。特に、果物は好きだったので、「食生活の改善」を言い訳にかなり食べました。
朝からりんごやグレープフルーツ、お昼はバナナを持って行って食べたり、夜はコンビニで、カットフルーツを買ってとにかく食べました。 自分は男子なのであまり気にはしませんが、フルーツを食べ始めて肌の荒れは明らかになくなりました。
また、便の出も良くなった気がします。明らかな体の変化に、「食生活の改善」恐るべし!と達成感に溢れていました。
しかし、中性脂肪の低下には繋がっているのか??と、改めて調べてみると、結果はなんと中性脂肪の低下には繋がらないし、むしろ上がってしまうという事でした(泣
どうやら、果物に入っている果糖が、中性脂肪値を高めてしまうという事です。 ちなみに、お菓子に入っている砂糖よりも果物に入っている果糖の方が、中性脂肪値には良くないとか…
果糖は摂取する事で、血糖値自体はそこまで上げる事はないですが、中性脂肪合成を促進させてしまう作用があるという事です。
ちなみに病院で働く友人に聞くと、スラッとしたいかにも健康そうなマダムでも中性脂肪値がかなり高いという人が結構いるそうですが、食生活を聞くと、果物の摂り過ぎという人が多いらしいです。
失敗から学ぶ一言
イメージにだまされるな!!果物は摂り過ぎると中性脂肪の天敵だ!!
失敗例2 野菜をモリモリ食べる!!
一見かなりまっとうな対策のようですが、実は落とし穴が…
大好きなトンカツ屋にいった時の話です。 そこは、ご飯・みそ汁・キャベツが食べ放題でした。私は、炭水化物と肉の脂身が中性脂肪値を上げる事は勉強しましたので、トンカツに至るまでにキャベツを大量に注文し、おかわりまでしました。大盛り2回分のキャベツです。個人的には大満足!これで、また我慢せずに中性脂肪値が上がる事無く、大好きなトンカツが食べられたと!
しかし、このキャベツに落とし穴がありました。。。厳密に言えばいっしょにかけていたマヨネーズです。シャキシャキのキャベツに良く合うおそらくお店オリジナルのマヨネーズだったのですが、友人から一言
「そんなに、飲むようにマヨネーズかけているけど大丈夫?」と。
すぐさまスマホで調べて見るとやっぱりアウトです。マヨネーズは油とタマゴでできている為、油が中性脂肪値を高めてしまうとの事でした。マヨネーズが良くない事は何となく分かっていたのですが、キャベツを食べる事に集中してしまい知らぬ間にマヨネーズを大量摂取してしまっていたのです。
キャベツを食べて中性脂肪値を上げてしまうなら、トンカツを大量に食べておけば良かったとすごい後悔をしました。
失敗例3 うなぎをモリモリ食べる!
土用の丑の日にうなぎを食べようと、うなぎについて調べていると、うなぎの蒲焼きはEPA含有量が青魚のさんまや、さば並に高い事が判明!!
うなぎって美味しいですよね!!その日から、会社の近くにあるそば屋さんではうな丼定食をたべ、また別の日には、吉野家のうな丼をたべ、関西限定の500円で食べられるうな丼チェーンへも通いました。
美味しくご飯を食べられて、しかも中性脂肪値を下げてくれる。求めていた食材に出会えた事に感謝をしていましたが、 また、やってしまいました…WEBなどに上がっている情報では確かに、うなぎはEPA含有量が多く、中性脂肪を下げる食材として紹介されています。
確かに情報としては間違っていないという事ですが、管理栄養士の知り合いの知り合いに喜んで話しをすると「馬鹿じゃないの」と一喝。
確かにEPAを大量に含むが、高コレステロール食材の為、「食べ続けると生活習慣病になる」という事でした。中性脂肪は確かに下がるが、食べ続けると生活習慣病になってしまう。なんの為に、中性脂肪値を下げているのか分からなくなってきました。笑。諸刃の刃すぎて私は、その日以来私はうなぎを食べていません。
失敗から学ぶ一言
中性脂肪値を下げる目的は、健康な体を保つため。
中性脂肪値を下げてコレステロールを上げるうなぎに騙されるな!
失敗例4 まとめて10kmのランニング
中性脂肪が上がる仕組みは、結局カロリーを摂りすぎると中性脂肪があがる!という説明は前章でしたかと思います。
では、消費カロリーを増やすことでその帳尻を合わす事ができますよね。であれば運動をしましょう!ということで、まずはランニングを思いつきました。
簡単に始められますし、有酸素運動は実際カロリーも消化できるのでいいでしょう。しかし、ここにも落とし穴が… 毎日忙しいからといって、休日にまとめて10kmでは意味がありません。毎日続けないとランニングは意味が無いのです!
ただ、1日で終わらすとそれだけですね。毎日続ける事で、筋力がつき、基礎代謝がふえ、毎日の消費カロリー自体を増やす事もできます。 ですので、走るのであれば、毎日少しずつでも走る事が大事なのです。
まあ、ここまでいっておいてですが、ちなみに、私はランニング否定派です。 毎日遅くまで会社で働き、くたくたで帰ってきて、スーツを脱いで、ランニングの服に袖を通し、「さあ、中性脂肪の為に走るぞ!」とはなる自信がありません(w。 また、続けられる対策としてはおすすめできないものになるでしょう。
ランニングブームではありますが、できる人は有効であるので実施してみてください!私は日常の生活の範囲の中で下げ続けたいと考えていますので!
失敗から学ぶ一言
太く短い人生より、細く長い人生を。